カイロプラクティク(Chiropractic)

カイロプラクティックは、 腰や首を捻って豪快にボキッと音を鳴らす恐ろしい療法だと思っている方もいるでしょう。
私もそうでした。
急激に捻り・・・鳴らす・・・そんな恐ろしいことよくやるなあと・・・
でも臨床経験を積んで分かりました。
まずは、精密な頚椎の矯正を動画でご紹介します。
カイロによる矯正の前提には
「精密な触診が出来ること」があります。
精密な触診は、牽引・側屈・屈曲・伸展・回旋の中から
必要とされる4次元の関節の遊びを感知する能力が必要です。
すると
「 音の出る矯正はしません 」
という整体院やカイロプラクティック院は、技術のない施術家が行うから
「しません」ではなく
「出来ない」のです。
本来であれば
「お身体の状態により
音の出る矯正もできますし、音の出ない矯正もできます」
が本当ではないでしょうか?
カイロは精密に
「診る、観る、視る」
技術がないとできません。
初めのころは、あのひねりの角度(10~30度以内)でボキボキ鳴るなんて・・・とても不思議でした。
そうは言っておきながら
矯正で音が鳴ることは重要ではありません。
重要なのは、矯正によって動いていなかった関節の動きを取り戻すことです。
その動きを取り戻すときに、副産物的として音がするのです。
精密な調整を受けてみると、劇的な変化を体感するので
カイロプラクティックのアジャストは
やみつきになるかもしれません。
ただし、ズレていない場合は、矯正しません。
矯正は
動きの少ない関節の可動域を取り戻す
そして 神経反射機能を改善し
自律神経の調整
を目的にします
矯正の音は
ほとんど聞こえないくらいの時(小さく「グギャ」)もあり、
びっくりするような大きな時(「ボキ」)もあります。
先入観にあった
ボキボキ = 痛い も間違いであることが分かりました。
ボキボキ = 爽快、気持ちいい が本当です。
今のところ、骨のズレに対しては、時間のかかる間接法は沢山ありますが、カイロの矯正は、他の療法をことごとく一瞬で黙らせる必殺技といってもいいかもしれません。
私は、カイロプラクティックを習得するのに時間とお金をかけて地道な努力をしています。 基本的なカイロプラクテイックでは、検査で陽性の場合、矯正を行います。 検査に該当しない場合の矯正はありません。
本場のアメリカでは、必ずレントゲン撮影後に特定してから施術を行います。
通常では必要な骨の矯正は2~4箇所程度。
達人のレベルになると、繊細な指の触診検査で、骨のズレは「ここ!」と瞬時に特定できます。