靴による足の骨への影響
薄いグレーの部分は楔状骨(けつじょうこつ)のアーチです。
アーチの構造は3つが関連しているので、単独で1つのアーチが低下することはありません。

アーチの低下は土踏まずが床面につく状態で止まりますが、その後は横に広がっていきます。そうなると魚の目が出来たり、外反母趾が顕著になったりします。そして、立ち姿勢の重心が前方に移動し、その状態で安定しようとするため足がさらに横に広がる悪循環に陥ります。
重心線とヒールのカーブ
重心の降りる位置にヒールのカーブが湾曲していると、足部が前方に滑りにくくなります。
次は、外反母趾の原因の一つと言われる、ヒールの高い靴による負荷割合です。
はだしとヒールの高さと体重負荷率(石塚忠雄:靴の科学 講談社)
持ち上げ可能な荷物の重量に対するヒール高の影響
ヒールが5cm以上あるのは物を持ち上げるのに負担がかかります。
靴選びは慎重に行うようにしましょう。