3-整体治療例
まずは、カラダのゆがみ方をみてみましょう。
例えば、
子供が大人の真似をして足を組みます。
はじめは組むのがつらく感じますが
子供はなんでも真似をしたがります。
真似をしていくうちに
その体勢に
すぐに慣れます。
そのうちに、
右足を左足の上に組む癖で、
右側の骨盤位置が変化します。
骨盤の位置が変化すると、
足を組まないとつらく感じるようになります。
椅子に座ったとたん
足を組む人がいますよね。
こういう人は骨盤が歪んでしまっていて、足を組んだほうが神経への圧迫が少ないからです。
そして、
骨盤の変化した位置に対応して
股関節の角度が変化します。
股関節軟骨(関節包)が時間をかけて
ずれた位置を正常と認識し
だんだんとそこが正常に(柔軟性ある状態で)固まります。
仙腸関節靭帯も伸びてしまい、ずれた位置で固まるかもしれません。
変化した骨盤のゆがみを吸収するために
ひざ、足首、腰椎に負担がかかります。
その負担を腸骨周辺の筋肉と
大腿四等筋や
大腿筋膜腸筋で補います(まだ痛みはありません)。
補った筋肉が常に緊張することになります。
こうなると歩行時に左足で右足を補おうとします。
すると左ひざや左足首に力を分散させるための
無意識の回転が生じ痛み出します。
だんだんと左足の筋肉が硬くなります。
ここではじめての痛みを左足に感じます。
(左足が悪いと勘違いします)
右側の緊張は変わらないので、
右骨盤(腸骨)周辺の臓器の位置がだんだんずれます。
すると臓器に運ばれる栄養が制限されます。
筋肉への影響は、
大腰筋、腸骨筋、中殿筋、大臀筋、内転筋、梨状筋、縫工筋などが
歪みによる神経圧迫、血流不足で冷えます。
経絡などのエネルギー循環も悪くなります。
それが排泄の状態やホルモンのバランスに影響を与えます。
その他に、右骨盤の傾きは、仙骨の神経に圧迫を加え、左側に影響を与えます。たいていは左肩か左手首に問題がおきます。
背中や首、肩は足を組んだ当初から生じた上半身の歪みを吸収するために常に緊張し続けます。これが肩や首のコリの原因となります。
このように、
常にカラダは歪みからバランスを取ろうとします。
早く手を打たないと、影響がだんだん他の部分へ派生していきます。
日本の医療では、
身体を細分化しそれぞれ専門化しています。
そのおかげで極微の世界まで発達し
そこから得る恩恵は計り知れないものがあります。
ですが、
私の体験では、その症状の原因が、
専門医の領域以外にあると
原因不明となってしまいます。
整体治療は?
はじめに身体に準備をしてもらうために触診を行います。
いきなり施術に入ると身体がビックリしますからね。
身体の受け入れ態勢が整ったら、
仙腸関節を指でゆるめます。(5〜15分)。
つぎに
右腸骨稜に手技で圧迫し(15kg〜25kg)調整します。
(力技ですがボキボキやりません)
すると
右大腿四頭筋や縫工筋、薄筋、大腿筋膜張筋の緊張が取れ
筋肉がゆるみます。
ゆるんでも、筋肉は今までの状態を記憶しています。
この記憶を消し筋肉を中立状態にすために
手技でほぐします。

あまり上手でない人はここで叩き過ぎモミ過ぎでもみ返しの原因を作ります。
ですが、患者さんの状態を感じられる整体師は、例えて言うと、放物線の最高点に達した時(体が一番いい状態の時)にその部位の施術を終了します。
その結果右の腸骨移動で仙骨の圧迫されていた神系が開放され脊髄液の流れが良くなり左上半身の動きがよくなります。
ですが、骨格筋にいままでの稼動範囲が制限されている記憶があるため、肩や上半身に稼動範囲を広げる施術をしていきます。